学会発表集

2016年12月26日(Mon) 小児鍼問診票による効果検討 −カンムシ症状の検討−

平成28年度 全日本鍼灸学会学術大会にて、今年度も発表をさせていただきました。
テーマは「小児鍼問診票の効果検討-カンムシ症状の検討-」です。担当は林です。

今までも小児鍼問診票を用いて効果検討をさせていただきましたが、今回から新たに【小児健康調査票】を検討方法に追加しました。こちらの調査票は、来院時のお子様の健康状態や生活環境についての項目があり、カンムシや夜泣きなどのお子様の症状と生活環境に関連性があるかどうかを調査します。
今回の発表では、【小児鍼問診票】【小児健康調査票】を用いて、『カンムシ』の症状に対しての効果検討を行いました。

カンムシ症状は来院主訴第2位!

当院の来院時主訴で最も多いのは夜泣きなどの睡眠症状ですが、次いでカンムシ症状でご来院される患者様が多い傾向にあります。カンムシ症状の中でも多いのが、「イライラしやすい、キーキー声を出す、叩いたり噛み付いたりする」というものです。
元々胃腸が弱く腹痛を起こしたり、食欲が出ないお子様は栄養が不足してしまいます。お腹の調子が悪くて眠れない、疲れすぎて眠れない、途中で目が覚めてしまうなど、これらは脾気不足によるものです。また、肌が黒っぽい、動きたがらない、成長が遅いなど、腎気(元気)の不足によるもので、脾気・腎気の不足どちらも、身体は機能低下してしまい、睡眠も充分に取れなくなってしまいます。これではどんどん疲れがたまり、遊びもうまくいかずイライラ…と悪循環となります。このような状態では、カンムシの症状もひどくなってしまうのです。

治療前後での症状の変化は?

治療前と治療後(4回治療終了時点)でのカンムシ症状の変化はどうでしょうか?
保護者様のお子様の症状の気になる程度は1.9→1.2と改善されていることがわかりました!また、症状の程度もイライラやキーキー声を出すなど、すべての症状で有意な改善がみられています!

お子様の健康状態・生活環境はどういった傾向があるのか?

来院時の健康状態では、カンムシがあるお子様では、多くのアレルギー関連の項目が高い傾向がありました。アレルギー症状を持つお子様は、夜泣きやイライラしやすいなどの多くの複合症状をもつ子が少なくありません。
以前アレルギー症状をもつお子様への効果検討を行い、複合症状の改善もみられるのかを検討したところ、睡眠症状に次いでカンムシも有意に改善していることがわかっています!

生活環境については、どういった環境がお子様の症状と関連性があるのか、今後の課題としていきたいと思います。
このような結果を通してより多くの方に“小児鍼”の効果を知って頂く、また、『カンムシといえば小児鍼』というように世間にも浸透するよう、今後も発信し続けたいと思います!!

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