感動した治療book

2012年06月16日(Sat) 風邪の後の副鼻腔炎

よく肩がこり、ひどくなると頭痛が起こってお困りの患者様。
すでにこちらに通われている患者様のご紹介で、来院されました。
現在、治療を継続されて1年以上になりますが、主訴の肩こりや頭痛の
程度は大きく改善されており、健康維持の為に通われていらっしゃいます。

ある時、風邪をひかれ、鼻水とともに咳・痰の症状が出現されました。
市販のかぜ薬を飲まれ、さらに耳鼻科にて鼻炎の薬を処方されており、加えて当院でも
風邪が早く治るよう治療させていただきました。

翌週、風邪は治っていましたが、以前も一度あったという副鼻腔炎(蓄膿症)が再発
してしまいました。鼻がつまり、鼻水がのどに落ちて、やはり痰もからむということでした。

副鼻腔炎は、ひどくなると顔面の痛みを引き起こし、生活に支障をきたします。
また、さらに重症になれば、手術の必要性が出る場合もあります。

その回の治療は、頭痛もなかったため、副鼻腔炎が改善するような治療をさせていただきました。

すると翌週には、耳鼻科での薬も功を奏しているのか、鼻炎症状はほとんどなくなったということ
でした。また、手術の必要性もないと言われたそうで、比較的程度が軽いうちに緩解したことが伺えました。
現在は服薬のみで、完治に努めていらっしゃいます。

鼻炎の症状は、ひどい方は一年中、何らかのアレルギーなどに悩まされます。(ハウスダスト・ダニ・花粉など)
鼻水が出る、鼻がつまるといった症状は非常に不快で、仕事にも集中できなくなり、夜も眠りにくくなります。
鍼灸は、これら鼻の症状にとても有効です。慢性的に鼻炎症状に悩む方でも、体質を変えていくことで、症状が
出にくくなるのです。
この患者様のように、既往歴として副鼻腔炎をお持ちの方は、風邪をひいたあとなどに再度症状が出る場合が
ありますが、そんな時でも普段から治療をしていれば、治りが早いです。
継続的な治療は、免疫を高めてくれます。ぜひ皆様も、鍼灸治療で健やかな毎日をお過ごしください。

40代 女性